<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

せいじょう

成城大学

成城大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

ここではA方式(2月4日・5日・6日・7日実施)を分析する。大問Ⅰ・Ⅱが読解問題で、大問Ⅳが英作文であることはすべての日程を通して共通しているが、大問Ⅲは日程によって、文法・語彙(ごい)問題、短い英文の空所補充問題、整序問題の出題の有無が異なる。選択問題だけでなく、どの日程でも記述問題が課されているので、フィーリングに頼らずに明確な根拠を持って自分の言葉で答案を作成する必要がある。読まなければならない英文の量が非常に多いため、1文ごとに日本語に変換してから意味を考えたりせずに、なるべく「英語のままで」要旨を把握するという速読技術が求められている。自分が受験する学部の日程の過去問を何度も解いて傾向をつかみ、最後まで自信を持って解ききれる時間配分を工夫しよう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力対策はイメージで

共通テストと同様に、語彙(ごい)力増強が最優先事項である。とくに、大量の英文を読みこなす必要がある読解問題では、語彙(ごい)力が乏しいままでは本文内容が正確に読み取れないばかりか時間もかかってしまう。したがって、正確かつ迅速に解答するには豊富な語彙(ごい)力を身につけておくことが必要だ。市販の単語集で対策する場合には、記載されている訳語を暗記するのではなく「この単語はこういう意味合いだ」というイメージで認識しておき、実際の文脈に合致した柔軟な解釈ができるようにしよう。

根拠を重視した文法対策を

文法・語法問題のためだけでなく読解問題においても、高校で履修する文法を完全に習得しておくことが不可欠である。個々の文法問題は決して難問ではないが、全分野からランダムに出題されるので、まずは標準レベルの文法問題集を完全に仕上げておこう。その際には正解を丸暗記するのではなく、解答の根拠を友人に解説してあげるつもりで取り組むとよいだろう。

能動的な読解対策を

成城大学の読解問題は英文の量が多いうえに、選択問題だけでなく内容説明・理由説明のような記述問題も課されるので難度はやや高めといえるだろう。さらに「下線部(2)について、筆者は現代における貧困の度合いはどのようなものによって測るべきであると言っているか、30字以内の日本語で説明しなさい」のような具体的な指示が与えられている設問もあり、英文全体の論旨を把握したうえで、問われたことに的確に答える必要がある。よって、漫然と受動的に読み進めるのではなく、「この所有格itsは何を指すのかな」「この抽象的な表現は、具体的に何のことなのだろう」のように自問自答しながら能動的に読み進める訓練をしておこう。そうすれば、空所補充問題でも「この流れならこういう内容が入るはずだ」という論理的な判断ができるようになる。

記述対策は添削指導で

字数制限がある説明問題では必要な情報を過不足なく答案に盛り込む必要があり、自分で対策するには限度があるので、答案を添削してもらって自分の課題を改善していくのがよい。定期的に添削指導を受けていれば、答案に入れるべき重要な情報とそうでない情報の区別ができるようになり、徐々に的を射た答案が書けるようになる。英作文問題でも、添削指導を受けて自分の課題を一つひとつ克服していくことで、英文の質が格段に向上するはずだ。

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