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成城大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※【成城大学】河合塾講師の分析を動画でCheck!

現代文

2025年度入試の問題分析

学部の出題内容と形式

S方式およびA方式の出題について説明する。S方式は全学部統一選抜。現代文1題と古文の引用がある現代文1題。A方式は計4日間の入試日程があるが、学部ごとに受験可能な日時が定められている。出題は同一の日程であればすべての学部で共通。2025年度は2月5日のみ古文の大問も出題された。哲学的な文章、思想的なエッセイ、随筆など、文章のバラエティは多様で、標準的な大学入試に比べると分量は多い。しかしいずれも文章は明晰で、内容も興味深い。設問はいずれもオーソドックス。傍線部説明、空欄補充、同内容表現の抜き出し、漢字の書き取り、語句の意味や文法など。S方式はすべてマークシート方式。A方式では極めて短いものも含めて論述問題も出題された。難問奇問は皆無。古典文法の知識が必要な設問も見られた。小手先の技術は不要で、文章を理解する力と基本的な語彙(ごい)力が求められている。設問のなかには、選択肢のいずれの内容も本文で明示されてはいないが、論理的には導き出せる内容が書かれた選択肢が1つだけ存在する、というものもあった。

2026年度入試対策・学習アドバイス

様々な文章に触れる

前記のような傾向の入試問題に対応するには、設問に対応するための技術だけでなく、基本的な読解能力の養成に努める必要がある。設問は、自分が文章の内容を正確に理解できているのかを確かめるためにあると思うべき。時間が許せば問題演習だけでなく、『ちくま評論選』(筑摩書房)のようなアンソロジーに目を通しておくとよい。文章を正確に理解するという意識を持ったうえで設問を解くと効果的。

主題への意識

設問を正確に解くためには、論旨を正確に追い、内容を頭に残さなければならない。そのためには主題に対する意識が不可欠。主題とは、その文章における「説明の対象」であり、読者が理解しなければならないことだ。通常はたった1つしかない。その主題に対する説明が文章全体を占める。そして、「この部分は何を説明するためのものか」という意識を持つと、各部分の関連が見えやすくなる。そうすれば、理解した内容が頭に残り、理解したことを、実際に設問を解くときに生かせる。例えば抜き出し問題を解く作業が字数を数えながらの単なる宝探しになっているとしたら、主題と説明に対する意識が欠けていることが原因。多くは理解するうえで不可欠な説明の一部が解答になる。何が主題で、それを理解するために不可欠な説明は何か。それを意識すればおのずと速く正確に解けるようになる。速読ではなく、正確な理解が大事。

読解の基本を身につける

評論を書くうえで、説明のための手段は限られている。「対比」「具体例」「言い換え」などだ。当然、書き手にとっての説明の手段は、読者にとっては理解の手段だ。難しい文章であっても、これらに注目することが、理解のための第一歩になる。

漢字と語彙(ごい)

漢字の学習は必須。日常ではあまり使用しないが、物事を説明したり理解したりするには必要不可欠な、多くの抽象的な言葉もその過程で覚えられる。言葉を覚えるときには、きちんと意味や用法を理解し、解くときには文脈を考えよう。

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