東京工科大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2025年度入試の問題分析
全日程、大問4題から構成されており、大問1が読解総合問題(5問)、大問2が文法・語法・語彙の空所補充問題(10問)、大問3が語句整序問題(4問)、大問4が会話文の空所補充問題(3問)の全22問が出題されている。解答形式はすべてマークシート方式。2025年度も問題構成に大きな変更点はない。大問1の読解総合問題で出題される長文の長さは400〜500語程度。例年自然科学系のテーマの文章が多く出題されている。文章のレベルはやや易〜標準。設問はすべて本文の内容に関する設問であり、文章が正しく読めていれば正答できる。大問2の文法・語法・語彙問題は、一部やや難しいものも含まれるが、基礎知識を問う取り組みやすい設問が多い。難易度はやや易〜標準。大問3の語句整序問題は、英文法の基本的なルールがわかっていれば正答できるものがほとんど。難易度はやや易〜標準。大問4の会話文問題は状況把握が難しい設問もあるが、近年は易しいものが多く出題されている。難易度は標準。150分の試験時間のなかで3教科解答する必要があるので、英語に時間をかけすぎないように気をつけよう。
2026年度入試対策・学習アドバイス
東京工科大学の入試問題で合格点を取るためには、やや易〜標準レベルの問題を確実に解ける英語力が必要となる。そのため、語彙の習得や英文法の理解といった基礎力を大切にした学習が重要となる。学校や予備校の授業に意欲的に取り組み、予習→授業→復習のサイクルを通して英語力を養いたい。次に、設問別の学習ポイントを紹介するので参考にしてほしい。
読解演習後の復習は欠かさない
学校や予備校の教材以外にも、市販の問題集などを通して、標準的な難易度の400〜600語程度の文章を、段落ごとの内容を把握しながら読む練習をするとよいだろう。その際に、英文だけではなく、不正解の選択肢も含めて選択肢が正しく読めているかをチェックするように心がけたい。知識は繰り返し確認することで定着する。初見の問題をたくさん解くことも重要だが、復習を通して知識を定着させることを忘れないようにしたい。
文法・語法対策、語句整序は基本を大切に!
以前と比べると、かなり解きやすい問題が増えたが、決して易しい設問ばかりではないのでしっかりと対策はしておきたい。単純な知識問題以外にも文法事項を正しく理解できているかを問う設問があるため、何となく単語と単語の意味をつないで英文を読む習慣がある人は、高得点を取ることが難しくなる。品詞の役割など英文法のルールを正しく理解できているか確認しておこう。文法学習では、まず単元別の教材でそれぞれの単元の重要ポイントや基本事項を徹底的に固め、その後総合演習問題で実践的な力を身につけるようにしよう。
会話文対策は前後関係に注意しよう!
一般的に会話文問題は、会話の定型表現を知っていれば解けるものが多いが、東京工科大学の会話文問題はそれだけで解けるような設問ばかりではない。状況の把握が難しく、何となく訳していると、どの選択肢も正解のように見えてしまい根拠を持って解答できない設問がある。実際に問われているのは、正確な英文法の知識と前後関係を正しく把握する力であり、普段の学習から根拠を持って解答するように心がけよう。


