東京工科大学大学からのお知らせ 入試対策情報
数学III・C
2026年度入試の問題分析
A日程の問題を分析する。数学Ⅰから「データの分析(平均値、標準偏差)」、数学Aから「確率(くじ引き、期待値)」、数学Ⅱから「三角関数(三角方程式)」「指数・対数関数(最大・最小)」、数学Bから「数列(階差数列、対数関数との融合問題)」、数学Ⅲから「微分・積分(極大・極小、最大・最小、接線、面積、回転体の体積)」、数学Cから「ベクトル(内積、垂直条件、位置ベクトル)」「複素数平面(偏角、極形式、複素数の図形への応用、回転移動)」などが出題された。いずれの日程も大問3題で、第1問が3問の小問集合であった。難易度は、入試問題としてはやや易~標準レベルの問題(特に、小問集合は基本問題)であり、解答形式は全問マークシート方式である。なお、試験時間は他教科と合わせて3教科で150分となっている。
2027年度入試対策・学習アドバイス
まず、基礎力をつけよう
A日程のすべての入試において、出題範囲について、教科書をしっかり学習して、公式や基本事項を身につけておくことが大切である。練習問題や章末問題を一通り解いたうえで、基本事項で漏れているところはないか確認しよう。漏れているところについては繰り返し演習して必ず固めておこう。そのうえで、基礎力が固まったら標準レベルの問題集で演習し基本事項の理解の定着を図るとともに、分野間のつながりを考えることをしてほしい。
微分・積分は頻出
いわゆる難問と呼ぶべき問題は出題されず、基本~標準レベルの問題が出題の中心である。頻出分野は確率、微分・積分、複素数平面であるから、これらの分野については特にしっかり演習して対応できるようにしておこう。また、確率ではやや難度の高い問題も出題されるので注意しよう。
融合問題が多い
複数分野の融合問題や場合分けが繁雑になる問題が多いのが特徴である。さらに、式の値を求めるのに整式の除法を利用して次数を下げてから計算しないと計算が煩雑になるというような問題も出題される。したがって、基本事項をしっかりとマスターしたうえで、総合的な問題集で分野間の相互関係を捉えておこう。また、問題量・計算量が試験時間に対して多いので、普段から工夫して計算する練習をすることも大切である。そのうえで、直前期には、過去問の演習を、時間を計りながら行い本番でのペース配分をつかんでおくとよいだろう。
思考力も必要
融合問題は、思考力を必要とするが、それ以外にも思考力を必要とする問題が多いので、単純な解法の暗記に頼る勉強法では太刀打ちできない。柔軟な思考力と与えられた条件を処理する能力を大学側は求めていると思われる。日頃から“何が何によって決まるのか”ということを考えて論理的な思考力を鍛えておこう。また、誘導形式となっている問題も多い。誘導に乗るためには題意を正しく把握することが不可欠である。問題文をきちんと読み正しく理解する練習をしておきたい。また、全問マークシート方式の解答形式なので、計算ミスは致命的となる。たかが計算ミスとは思わないで、日頃から最後まで正しく計算する癖をつけておくことが大切である。


