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成城大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2024年度入試の問題分析

ここではS方式とA方式(2月4日・5日・6日・7日実施)を分析する。S方式は全問マークシート方式であり、読解総合問題・文法語法問題・正誤問題・整序問題・空所補充問題など多岐にわたって出題されている。設問の指示文がすべて英語で記載されているので、設問の意図を確認してから解き始めよう。A方式については、大問I・IIが読解問題で、大問IVが英作文であることは共通しているが、大問IIIは日程によって文法語法問題、空所補充問題、語彙(ごい)問題、整序問題など出題形式が異なっている。また、A方式では選択問題だけでなく記述問題も課されているので、フィーリングに頼らずに明確な根拠を持って自分の言葉で答案を作成しなければならない。自分が受験する学部の日程の過去問を何度も解いて傾向をつかみ、最後まで解き切れるだけの時間配分を工夫しよう。

2025年度入試対策・学習アドバイス

イメージを使った語彙(ごい)力対策を

共通テストにもあてはまるが、まずは語彙(ごい)力増強が最優先事項である。とくに大量の英文を読む必要がある読解問題では、語彙(ごい)力が乏しいと内容が正確に把握できないので、正答率が低下するばかりか時間も浪費してしまう。したがって、単語集で対策する必要があるが、その際には記載されている日本語の訳語を丸暗記するのではなく、「この単語はこういう意味合いだ」というイメージを頭に描いて、文脈に応じた柔軟な解釈ができるようにしておこう。

根拠を重視した文法対策を

文法語法問題のためだけでなく、読解問題においても要旨を理解するためには、正確な文法知識を習得しておくことが肝要だ。出題される文法問題は標準レベルだが、全分野からランダムに出題されるので、市販の文法問題集を何冊か仕上げておくこと。単に正解を暗記するのではなく、「なぜその答えになるのか」「なぜほかの選択肢が誤りなのか」という根拠を自分の言葉で友人に説明してあげるつもりで取り組もう。

能動的な読解対策を

成城大学の読解問題は読む英文の量が非常に多いため、1文ごとに日本語に変換してから意味を確認するのではなく、「英語のままで」要旨を理解するという速読技術が必須である。さらに「下線部(1)について、レストランの客は何を尋ねるべきだと筆者は考えているのか。具体例をあげながら、40字以内の日本語でまとめなさい」のような具体的な指示が与えられている設問もあり、本文の論旨展開を把握したうえで、問われたことに的確に答える必要がある。そのためには、「このtheyは何を指すのか」「この具体例は何を説明するための例なのだろう」のように自問自答しながら能動的に読み進める訓練をしておこう。そうすれば、空所補充問題でも「この展開ならこういう内容が入るはずだ」という論理的な判断ができるようになる。

添削指導を活用した記述対策を

字数制限がある説明問題では必要な情報を過不足なく答案に盛り込む必要があり、自力で対策するのは難しいので、答案を添削してもらって自分の課題を指摘してもらうのがよい。定期的に添削指導を受けていれば、答案に入れるべき重要な情報とそうでない情報の区別ができるようになり、的確な答案が書けるようになる。英作文問題でも、添削指導を受けて自分の課題を修正していくことで、英文の質が格段に向上するはずだ。

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