東京都市大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2026年度入試の問題分析
前期日程3日間のいずれも形式・難易度はほぼ同じで、PartⅠからPartⅤの大問5題構成(マーク式と記述式の併用)。そのうち読解系の大問はPartⅠ・Ⅱ・Ⅲで、PartⅣは対話文問題、PartⅤは整序英作文問題。PartⅠの長文問題は、本文の内容と一致する英文や語句を選択する問題7問、本文の内容に関する英文の質問に日本語で解答する問題2問、各段落のメインポイントを選択する問題という構成。英文の主旨と流れを正確につかむ実践的な読解力を求める問題構成といえるだろう。PartⅡの語句補充問題では、異なる品詞や語形の9語の語群から選択することが求められているため、文構造と空所前後のつながりから品詞、語法、語形を特定することが先決となる。一般的な文法問題の大問はないが、PartⅡで文法・語法の知識が必要になるため、文法・語法の学習がおろそかにならないようにしてほしい。PartⅢは図表・グラフつきの読解問題。複数の図表・グラフが用いられているケースが多く、慣れていないと内容を正しく把握するのにかなり時間を使ってしまうと思われる。共通テストの対策教材で図表・グラフの読解問題は多く出題されているので、それを活用するといいだろう。
2027年度入試対策・学習アドバイス
長文読解対策
試験時間に対して問題量も難易度も標準的で慌てて読む必要はないが、それでも一語ずつ日本語に置き換える逐語訳では間に合わないだけでなく、全体の流れを取り損なってしまう。そのため精読と速読の両方の訓練が必要だ。本文の内容に一致する選択肢を問う設問では、長文の主題と各パラグラフの要点が問われているので細部の訳にこだわり過ぎず、素早く全体の流れと主旨をつかむ読み方が適している。普段から、論旨の把握を意識するために各パラグラフのキーワードをチェックし、読後に簡潔なタイトルをつけてみるようにするとよいだろう。長文のテーマは文化、環境、言語、健康、医療、テクノロジーなど多岐にわたるが、比較的新しい話題が多いのが特徴だ。2026年度のPartⅠは「生成AIによる芸術」「アメリカのコンパクトシティ」「ノスタルジー」がテーマであった。語彙に関しては、難解な単語を覚えるより基本単語の深い理解を優先しよう。
会話文問題対策
基計150語程度の対話文の1つの空所に入る文を選択する問題が4問。隅から隅まで読んでいては相当な時間のロスになるため、必要最低限の情報を素早く把握して正答を選べるかが鍵になる。会話問題の解答時間を圧縮できれば、長文読解問題に落ち着いて取り組むことができるだろう。
整序英作文
約150語の英文の最終文が整序英作の問題になっているという極めて珍しい形式。素早く英文の内容を把握して、文意と文法の両面から組み立てていくことになる。この形式は2025年度からなので過去問が2 年分しかないが、一般的な語句整序英作文問題の教材でしっかりと訓練を積めば対応できるはずだ。
過去問研究
過去問で定期的に力試しをしてもらいたい。制限時間は5分ほど短くして慣れておくと本番では余裕を持って解けるようになる。終わったら結果を分析して、単語学習、速読の練習、文法・語法の習得など自分に足りないものを確認し、学習計画をこまめに修正していくことが大切だ。


