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同志社大学

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授業紹介

神学部 神学科
ゴスペル音楽演習

キリスト教のイメージが変わる
学部を超えて歌う、参加型授業

授業の背景

意外と身近なキリスト教
映画やアニメ、音楽の基にも

神学館の礼拝堂内にあるイエスの茨冠(けいかん)

日本では、信仰が深く高潔、そして讃美歌で神をたたえるといったイメージが先行しがちなキリスト教。国内の信者は全人口の1%弱と決して多くはないが「実は、皆さんが日常的に親しんでいるポップカルチャーにも、キリスト教的メタファーが用いられていることがしばしばあります」と関谷直人先生は話す。

たとえばビートルズの名曲「レット・イット・ビー」。冒頭の一節について関谷先生はこう語る。「このレット・イット・ビーは、聖母マリアが受胎告知を受けた時の答えの一部。キリスト教を知る人が聞くと、作詞者であるポール・マッカートニーの母の名とのダブルミーニングになっているのだなと気づくわけです」

ヨーロッパや日本と違い、アメリカには週ごとに教会に通う習慣が、年代や階層を問わず根付いている。とはいえ現在、勢力を伸ばしているのは、何百年と続く伝統的な教会ではなく、ポップカルチャーを前面に押し出した教会だ。「そんな礼拝から生まれた現代的教会音楽は、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(通称CCM)と呼ばれています。グラミー賞にも部門があり、本格的なスタジオでのCD制作、iTunesでの販売などもされています」。ひとつのジャンルとして確立されているクオリティの高いCCMや、日々進化する教会音楽の魅力に、歌詞の背景も含めてふれてほしいと先生は願っている。

映画でも多くの場合は和訳されたセリフの意味だけを追いがちだが、「アメリカンヒーローのスーパーマンは、イエス・キリストがモデルだという説もあります。そういう知識があれば違った角度から、さらに深く作品を読み解けるのではないでしょうか」。実際、アニメや漫画、小説などをきっかけに、宗教学に興味を持つ若い世代も増えている。

授業の内容

キリスト教系の大学ならでは
ゴスペルを礼拝堂で歌う

歌唱練習とともに、その背景についての講義を行う

学生時代、バンド活動に明け暮れた関谷先生は、オーストラリア留学の際に信仰を深めて洗礼を受けた。その後、日本キリスト教団の牧師になったため、礼拝を行う時にはギターを持参。自らの演奏と歌を披露することでも知られている。そんなフランクな関谷先生が担当する「ゴスペル音楽演習」は他学部生も受講可能で、150人が6グループに分かれてゴスペルを学ぶ。

ゴスペルは黒人霊歌のこと。奴隷にするためにアメリカ大陸に連れて来られ、自由な言語表現を禁止されたアフリカ人たちが、神に賛美をささげる形で自分たちの思いを歌った魂の音楽だ。「苦しさのなかから紡ぎ出された音楽。歴史を知らずに歌えない存在であることを、ビデオや文献で初めに学びます」

座学を踏まえたうえで課題曲を練習する。グループ単位で課題曲に取り組むのだが、他学部の学生がまず驚くのは、神学館内にある礼拝堂の存在だ。「4年間の学生生活のうちの1年ないし2年の間、礼拝堂で大きな声を出して歌う。これは、キリスト教主義の学校で学ぶからこその、とても意味のある経験になると思っています」

まったく面識のない他学部の学生とコミュニケーションを取りながら練習日を決めたり、2曲目の自由曲を選んだり。学期の最後には、練習した曲をグループ単位で披露。歌唱の完成度やチームワークなどについて審査を行う。加えて、学生自身がどれだけ貢献できたかの自己評価と、グループ内で貢献した人に対する評価を提出。それらを合算した採点が行われる。「クリスマスなどにはゲスト出演の依頼も届きます。それらのイベントで歌うと、貢献度がグッと高くなる仕組みです」。やる気が評価してもらえる、そんな参加型授業はすぐ定員に達する人気講義でもある。

※現在はコロナ禍の状況に鑑み、定員を25人に限定し、歌う際には合唱マスクを着用のうえ、授業を行っています。

学生の声


歌唱体験を通してキリスト教の文化を深く学び、
広い視野を身につけることができます

神学部 神学科
4年 M.I.さん

授業の魅力はたくさんありますが、第1はキリスト教の文化を学べる点です。ゴスペル音楽の背景にある、込められた願いや聖書の出来事、メッセージを知ることで、より意味深い歌唱体験ができます。日本に節分や雛祭りなどがあるのと同様に、キリスト教にも独自の暦があり、クリスマスもそのひとつ。季節に合わせた曲を歌うことで、五感で文化を感じることができます。第2の魅力は、関谷先生をはじめとする個性的な先生方です。多角的な視点からなされた分析はとても興味深く、他の授業でレポートを書くときなどにもヒントにしています。授業内では先生の伴奏で歌います。カラオケでは出来ない贅沢な体験です。第3の魅力は、グループごとに作品を発表する点です。様々な学部の学生が集うこの授業では、学期が終わる頃には多くの友人ができます。私の様にほとんど音楽経験がない学生から、プロをめざして楽器の練習に打ち込む学生まで、普段交流が無かった学生同士で協力し、限られた時間のなかで練習をします。その達成感は格別です。

※学年は2020年当時のものです。

指導教員 関谷 直人 教授

同志社大学大学院神学研究科博士前期課程修了。サンフランシスコの「San Francisco Theological Seminary」においてDoctor of Ministry取得。2006年より現職。実践神学とキリスト教文化学を担当。たくさんのギターと3匹の猫に囲まれ、暮らしている。

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このページに関するお問い合わせ

大学・部署名 同志社大学 入学センター入学課
Tel 075-251-3210
E-mail ji-nyugk@mail.doshisha.ac.jp

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