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成城大学大学からのお知らせ 入試対策情報

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2025年度入試の問題分析

ここではS方式とA方式を分析する。S方式は全問マークシート方式だが、設問の指示がすべて英語で記載され、読解総合問題・文法語法問題・正誤問題・整序問題・空所補充問題など多岐にわたって出題されている。読解総合問題では枝葉末節に惑わされず、推測を含めながら大局的に読み進めていく読解姿勢が求められている。文法語法問題・正誤問題・整序問題に関しても、局所的な知識だけで解けるわけではなく、文脈を正しく把握できて初めて正解に到達できるように作問されているため、語彙(ごい)・文法・読解すべてのスキルを総合的に運用することが求められているといえるだろう。次にA方式を分析する。出題形式は日程によって若干異なるものの、大問Ⅰ・Ⅱが読解問題、大問Ⅲが文法語法問題と空所補充問題、大問Ⅳが英作文であることは共通している。また、マークシート方式の選択問題だけでなく記述問題も課されているので、感覚に頼らずに明確な根拠をもって自分の言葉で答案を作成する必要がある。自分が受験する学部の日程の過去問を何度も解いて傾向をつかみ、最後まで解き切れるだけの時間配分を工夫しよう。

2026年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)力対策はイメージ戦略で

S方式でもA方式でも、まずは語彙(ごい)力増強が最優先事項だ。特に大量の英文を読む必要がある読解問題では、語彙(ごい)力不足だと正答率が低下するばかりか時間も浪費してしまう。よって、単語集で対策することになるが、その際には記載されている日本語の訳語を丸暗記するのではなく、「この単語はこういう意味合いだ」というイメージを頭に描いて、文脈に応じた柔軟な解釈ができるようにしておこう。

文法対策は根拠を意識せよ

S方式でもA方式でも、文法語法問題のためだけでなく、読解問題においても要旨を把握するには、正確な文法知識を習得しておくことが不可欠だ。市販の文法問題集で対策する際は、単に正解を覚えようとするのではなく、「なぜその形にすべきなのか」「なぜ他の選択肢が誤りなのか」という根拠を強く意識しよう。

読解対策は能動的に

S方式では難度の高い表現を言い換えさせる問題や空所補充問題が多く、文脈からの類推が必要になるため、読み進めながら常に論旨展開を意識する必要がある。したがって、漫然と英文を目で追うのではなく、「この展開なら、こういう内容が続くはずだ」のような能動的な読解姿勢を確立しよう。また、A方式でも「下線部(2)について、theyの内容を明らかにし、省略されている表現も含めて日本語にしなさい」のような具体的な指示が与えられている設問もあり、本文の論旨展開を理解したうえで、問われたことに的確に答える必要がある。そのためには、「この代名詞は何を指すのか」「この具体例は何を説明するための例なのか」のような能動的な読解姿勢がS方式と同様に求められている。

添削指導を活用した記述対策を

A方式では、説明問題や英作文で必要な情報を過不足なく答案に盛り込む必要があり、自分で対策するのは困難である。したがって、定期的に添削指導を受けて課題を指摘してもらい、答案に入れるべき重要な情報とそうでない情報の識別ができるようになろう。英作文でも、添削指導を通して自分の弱点を一つひとつ克服していくことで、徐々に的を射た答案が書けるようになるはずだ。

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