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立正大学大学からのお知らせ 入試対策情報

日本史

2024年度入試の問題分析

問題形式は、すべてがマーク式であった。2023年度より文章正誤問題が減少し、語句選択問題が増加した。また、史料問題が出題され、素材となっている史料は受験生が入試対策として必ず読むと思われる重要史料であった。問題全体の難易度は標準的であった。出題範囲は古代~近代までで、前近代史で全体の7割以上を占めた。原始と昭和戦後からの出題はなかった。分野について見ると、偏りなく様々な分野から出題されているが、文化史からの出題が多い。

2025年度入試対策・学習アドバイス

教科書を中心にした学習をしよう

出題内容の難易度は全体として標準的であるから、教科書の本文の内容を理解し、覚えることで十分対応できる。史料問題対策として、教科書に記載されている史料を中心に学習しよう。その際に史料を音読することを意識したい。そして、その史料は教科書のどの記述に関するものなのかを考えることが入試対策となる。そして、市販の史料問題集にも取り組み、定番の空欄補充問題などに触れておこう。さらに、図版・地図の知識を用いた問題が出題されることがあるからその対策として、日頃から教科書や資料集に記載されている図版・地図を意識して学習したい。また、年代を覚えておく必要がある設問が出題されることがあるが、出題数は少ないから、あまり神経質にならず、歴史の展開において転換点(節目)となる出来事について年代を覚えるように心がけておけばよい。市販されている年代暗記法の参考書を買って覚えるようなことはしなくてよい。正誤判定問題では、少し難度が高い内容を含むものがあったが、合格に満点は必要ないから気にせず、ほかの設問で正解できればよい。教科書の本文の説明を理解しつつ、内容を覚えていこう。

出題内容に合わせた学習について

出題の中心が前近代だということを意識して対策を心がけたい。一般的な受験日本史では、近現代重視の傾向があるが立正大学にそれはあてはまらない。原始からの出題は2024年度も見られなかったが、原始~昭和戦後史まで一通り学習しておくと、傾向が変わった場合に対応できる。また、例年政治史が出題分野の中心である。高得点を取るには、政治の担い手ごとに事項の整理をしっかり行い、それがいつ頃行われたのかを覚えておこう。2024年度では用語の意味を問う出題が何問か見られた。基本的用語に関しては、しっかりと説明できるようにしておきたい。また、文化史を中心に出題される大問があり、差がつきやすい。文化史は学習が後回しになりがちであるので、政治史などと結びつけて学習しておこう。

問題演習を必ず行う

全問、マーク式の問題であるが、学習する際には書くことを意識しよう。書くことで知識を確実に習得できる。また、入試当日は制限時間内に自力で入試問題を解き、合格点を取ることが必要である。そこで、過去問演習に取り組み、合格に必要な学力を養成することを意識しよう。また、過去問演習を通じて時間の使い方も意識できる。そのために完璧に覚えていなくても問題に取り組もう。知識は使うことで身につき、間違えることで印象に残り、日本史の力が身についてくることになる。

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