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入試対策情報

※前年度情報を掲載中

現代文

2022年度入試の問題分析

国語全体では、基本的に現代文・古文各1題からなる出題(試験時間75分)であった。現代文は、原則として受験問題としては長文の5,000〜6,000字程の本格的な評論文からの出題が中心で(一部日程では問題文が2つあった)、形式・内容ともに長きにわたって安定した出題が続いており、大学側の入学試験および受験生に対する真摯な姿勢が感じられる。〈空欄補充問題〉〈傍線部の内容・理由説明問題〉〈内容合致問題〉〈40字以内の記述問題〉と、例年どおりの出題であった。文章量の多さと配点(現代文は90点満点)を考慮するならば、設問数が6〜7問と極めて少なく、結果として1問あたりの配点が高くなるため、できるだけ不正解は避けたい。

2023年度入試対策・学習アドバイス

本格的な文章読解力を養成する

最近は読みやすい随筆風評論も出題されているが、求められる読解の水準も字面の易しさに反してハイレベルなので、「しっかり読んで書く」という受験学習の王道を心がけてほしい。傍線部の前後の部分や設問の選択肢しか読まないような小手先の対応では合格に足る高得点は望めないだろう。文化論、芸術論(芸能の分野は頻出である)、社会論など多方面から出題されるので、普段から様々な評論文に取り組み、文脈を丁寧に読み取りながら、文章全体の論旨や主旨を的確に把握する読解力を養っておきたい。また、それを通じて、読解の背景となる知識(「環境、コミュニケーション問題」などは頻出である)を豊かにしておくことも、問題文を早く深く読むことにつながる点でとても重要である。同時に、「相対化」「パラドックス」「普遍」といった評論文で頻出する用語の意味を理解しておくと、文章読解のみならず、必出の〈空欄補充問題〉にも有効である。長い問題文を何度も読み返し、文章全体の主旨を200字程度で要約するといった練習も、問題文の主題が順を追って設問として問われていく同志社大学の現代文入試問題の対策には大いに役立つだろう。

記述問題は最重要である

〈空欄補充問題〉については、日頃からマメに辞書を引いて語彙(ごい)力を高めておくことが望ましい。〈選択肢問題〉については、設問の要求する内容に関わる部分を問題文中で見極め、その部分を丁寧に選択肢と照合して正解を選ぶとともに、不正解選択肢の間違いの箇所をチェックして確実に排除する〈消去法〉を活用することも重要である。〈記述問題(問7あるいは問6)〉については、配点の比重が極めて大きいと考えられ(1問で30点と想定)、ここを空白のまま試験を終えれば、合格は期待できない。3つほどと想定される解答の要素は、一部だけでも必ず記述しなければならない。文章全体の主題に関連した内容が問われることが多いので、設問文をよく読み、問題文中から複数の解答ポイントを把握して、それらを制限字数内でまとめる練習を繰り返すことが必要である。長らく40字以内での出題が続いているが、30字や60字といった様々な制限字数を経験することで40字特有の感覚がわかるのだから、字数に関係なく多くの記述問題に取り組むべきである。

また、記述問題にて漢字の記述力を問う旨を過去に大学が公表している。設問として書き取り問題がないからといって油断せず、日頃から、漢字の学習にいそしみ、誤字脱字を避けた答案作成を実践することが肝要である。また、字数超過は大きな減点となることも大学が公表しており、この点にも留意しながら練習を繰り返してほしい。

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