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ゼミ研究室紹介

※掲載している内容は、2018年6月時点の情報です。現在は内容が変更されている場合があります。

生物資源科学部 動物資源科学科
動物組織機能学研究室

指導教員 相澤 修 助教

日本大学生物資源科学部動物資源科学科卒業。2011年、同大院博士後期課程を修了し博士号を得る。2012~2014年、国立精神・神経医療研究センターで研究員として活動後、2014年4月より現在の研究室で研究と学生の指導に当たる。専門分野は細胞生物学。

マウスを用いて、さまざまな環境要因が生体に及ぼす影響を、多角的に探究する

研究テーマ

発育・発達や脳機能に関わる生理活性物質の機能に着目


遺伝子機能を解析するためのDNAや
RNAを扱う分子生物学的実験

生物の中でも脳が発達したほ乳類は、栄養・ストレス・加齢などの環境変化による影響を受けやすい。動物組織機能学研究室では、そうした環境要因が生体機能に及ぼす変化をメインテーマに、マウスを使った実験を駆使して研究を行っている。

「マウスは実験動物の中でも遺伝的研究が進み、各遺伝子の機能や発現パターンが、ほぼ判明しています。ですから、マウスで実験すると、母親の胎内または生後に発育する過程で、環境が成体の生理機能や行動の違いとどう結びつくのかを、研究できるわけです」と、相澤修先生は言う。

例えば、同研究室の山室裕教授が手がけてきた研究の一つが、肌の色素でおなじみのメラニンに関わるチロシナーゼという酵素だ。「メラニンは、チロシンというアミノ酸を原料に、体内で合成されます。合成は幾つもの段階を踏みますが、その発端となるのがチロシナーゼです」。一方で、チロシナーゼは脳内の神経伝達物質であるドーパミンなどの生成にも影響している。そのチロシナーゼの働きが、マウスの生理や行動にまで影響することが、山室教授の研究で近年、かなり詳らかになったそうだ。「遺伝的には同じマウスでも、生理活性物質の影響に差異が生じると、健康や行動面にも違いが出る。その仕組みを解明することで、マウスが人間の健康や疾患について研究するモデル動物となれば、というのが、この分野の研究目的の一つです」

研究の成果

未解明の生命現象の解明に取り組む過程こそ最大の学び

いま相澤先生が取り組んでいるのが、乳汁( ミルク) に含まれる生理活性物質の解明。「乳汁の成分は、母親からの贈り物。それらが子に及ぼす影響を、医学部と共同で研究中です」。直接の母子間だけでなく、身近な“牛乳”の成分がヒトにも良い作用をもたらすとすれば、機能性食品などの開発につながる可能性もある、という。

そんな応用面にも期待が膨らむが、“研究”の意義は別にある、と相澤先生は話す。「問題を見出し、考え、実験で検証し、結果を見てまた考える。研究はその繰り返しですが、これは社会で求められる基本のスキル。だから卒業研究は社会人としての良いトレーニングになると、学生に話しています」。もちろん、最大の魅力は未知の課題に取り組むこと。相澤先生自身、世界初の事象を自らの実験で証明できたとき、鳥肌が立つほどの快感を得た、と、生物の不思議に迫る“研究”の醍醐味を話してくれた。

研究のひとコマ


  • 行動解析ソフトウェアを使ってマウスの探索性を解析中。こうした実験用の行動解析装置が、研究室には十分に備わっている。


  • 神経細胞や腸管上皮細胞などを培養しているところ。生体機能の研究には細胞培養の実験が欠かせない。


  • 生理活性物質の影響を調べるために、マウスの脳から凍結切片を作製し、試料中に存在するタンパク質を染色する。

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大学・部署名 日本大学 入学課
Tel 03-5275-8001