日本大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語(N全学統一方式第1期)
2025年度入試の問題分析
2025年度も例年同様に大問8題の出題となっている。総設問数は45問で、すべて私立大学に典型的な選択式の客観問題である。問題傾向も2024年度と同様で、Ⅰが文法・語法問題(6問)、Ⅱが語彙問題(6問)、Ⅲが熟語問題(6問)、Ⅳが中文空所適語補充問題(5問)、Ⅴが長文読解問題(5問)、Ⅵが会話文問題(5問)、Ⅶが整序作文問題(6問)、Ⅷも整序作文問題(6問)となっている。主な特徴を述べると、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの文法・語法、語彙・熟語の問題に関しては基本〜標準の問題が出題されている。Ⅳに関しては、200語強の英文の空所に適する語を選ばせる問題で基本的に語彙の問題であるが、for freeなど熟語の知識を問う問題も出題されている。Vの長文読解問題に関しては、すべて英問英答による内容一致問題となっている。Ⅵに関しては、形式は会話形式であるが、口語表現といった会話特有の表現を問うものではなく会話文の内容に一致するものを選ばせる問題となっている。Ⅶの整序作文問題に関しては、与えられている日本文に合うように語(句)を並び替えさせる典型的な問題となっている。一方、Ⅷの整序作文問題に関しては、300語弱の英文中の語(句)を並び替えさせる問題になっている。この形式の問題は英文の文意を考える必要があるため解答しづらい面もあるのでそれなりの対策が必要である。全体的な難易度は標準といったところである。
2026年度入試対策・学習アドバイス
日本大学の入試問題で問われているのは、読解力、文法・語法の知識、語彙力(単語・熟語)のいずれも基本〜標準のものである。難解な問題は出題されないので、基礎を徹底した学習に取り組むことで十分に合格点が取れると考えられる。過去問を大いに利用して対策を行ってほしい。以下に3点学習のポイントを挙げておく。
語彙力の養成および文法・語法の知識の定着
まず第一に力を入れてほしいのが語彙(単語・熟語)と文法・語法の学習である。その際、注意してほしいことは、問題がすべて選択形式だからといって、単語帳などを目で追うだけで終わりにするといったような学習は避け、実際に何度も書いて確実に身につけることである。最低でも受験でよく使用される単語帳や熟語帳を1冊完全に習得しておくことが望ましい。また、文法の学習においても2、3冊の基本的な問題集を用意し、解答の根拠を自分で説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。
英文読解の学習
長文の問題を解く際、解き終わった後で、解答を確認して終わりにするのではなく、知らなかった単語や熟語などはノートにまとめたり、理解できない英文などは文型をとって意味を考えたりしながら取り組むこと。また、読むスピードをさらに上げるために音読をすすめたい。音読と言ってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文の中で骨のある長文を10題程度選び出し、構文と訳を確認したうえで10行1分以内で読むことを目安にして繰り返し練習してほしい。
スピーディーに問題を解く練習を!
試験時間が60分であることを考えると、それなりの速さで問題を解くことが要求される。日頃から迅速かつ正確に問題を解く練習をすることが必要である。
 
        

