<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

どうししゃ

同志社大学

同志社大学大学からのお知らせ ゼミ研究室紹介

社会学部 社会学科
鵜飼ゼミ(社会デザインと社会ネットワーク)

何を学ぶか、どう学ぶかを自分で決め
社会で必要な提案力、表現力をつける

ゼミの特徴

何も教えず、与えず「やりたいこと」を自分でやる

鵜飼ゼミの様子

社会デザインと社会ネットワークを専門分野とする鵜飼孝造先生のゼミの大きな特徴は、既存の知識を教えるのではなく、学生に「自分のやりたいことをやってみて」と任せてしまうことだ。学生一人ひとりが漠然と考える「やりたいこと」を、どうすればゼミとしてのテーマに集約できるか、学生は必死で考え、話し合うことになる。

ゼミに入ったばかりの3年生が挙げた「やりたいこと」は、SNSの影響力、経済格差、外国人差別など。話し合いの結果、京都の外国人にSNS を利用した調査を行うという方向性が見えてきた。また調査結果をまとめて地域の発展につなげたいという新しい展望も生まれた。とにかく自分たちで考え、動いているうちに一人ひとりの「やりたいこと」がより明確に固まり、その後は小グループや個人で研究を進めるスタイルに切り替わる。そして「やりたいこと」を実現するための具体的な道筋を、他の学生の発表も聴きながら見つけ、進めていく。この間に他大学とのゼミ交流会や、研修も行われる。

鵜飼先生は言う。「こんなテーマがあるよ、こんな方法があるよ、と教えるよりも、学生がやりたいことを、やりたい方法で行う方がモチベーションも上がるし、社会学らしいと思うのです。私は横で聴いていて、求められればアドバイスをするだけです」

身につく力

「やりたいこと」を自力で実現した経験が社会で生きる

「やりたいことをやるためには、書く力、話す力が必要。SNSも表現力が大きな要素ですから」。ゼミでの2年間の成果は、最終的に卒業論文に仕上げられることになる。そのため3年生から相当な文字数のレポートや、先生の添削や学生同士の批評を通じて「書く力」を鍛えていく。

「今、企業では、いわれたことをうまくやれるだけの人材ではなく『こういうことがやりたい。だからこうしましょう』と提案できる人材が求められています。ゼミ活動を通して、自分の力で「やりたいこと」を実現する経験をした学生は、就職活動でも大きな力を発揮しています。また、ゼミでのテーマをビジネスにつなげて起業したり、留学でワインに興味を持ってトップソムリエになったり、働くことに自由な発想をもつおもしろい卒業生もたくさんいます。様々な社会人を招いて授業してもらうことも学生の刺激になるようです」

ゼミ活動の様子

ゼミではゲストスピーカのお話を聴いたり、質問したりすることによって、自分の取り組みを見つめ直すことができます。

夏休みを利用して、海外の大学に研修に行き、授業を受けたり、発表したりする機会もあります。

他大学とのゼミ交流会の様子。互いの取り組みを発表し合い、反応を見ることが刺激になって、研究がより深まります。

学生の声


自分たちでテーマを見つけ
意見を出し合い実現していくおもしろさを体験

社会学部 社会学科
4年 H.T.さん

*学年・インタビュー内容は取材時のもの

大学入学後、フィリピンでボランティア活動を行う団体を友人とつくりました。SNSを利用することによって活動のスケールが大きく広がり、その影響力の大きさを実感。SNSについてさらに広い視野で深く考えることができ、国際的な活動も行っている鵜飼ゼミを選びました。鵜飼先生はすべてを学生に任せてくださるので、自分たちでテーマや方法を見つけるためにはどうしたらいいか、様々な考えをもつ仲間と共に、頭をフル回転させて考えています。話し合ううちにみんなの意見が集約されていく楽しさ、自分とほかの人のやりたいことの両方が実現していくおもしろさを体験しています。夏から休学してワーキングホリデーでカナダに行きます。自分の考える「当たり前」を壊し、もっと大きな枠で社会を見ることができるようになりたいです。卒業後は広告業界を希望しています。鵜飼先生は希望するゲストスピーカーをゼミに招いてくださるので、業界関係の方にお話しいただけるようお願いするつもりです。

指導教員 鵜飼 孝造 教授

1958年滋賀県生まれ。大阪大学人間科学研究科社会学専攻修了。北海道大学助教授、甲南大学助教授などを経て、2005年より現職。学生や卒業生が少しずつ変わり成長する姿を見ることを、自らの「社会学」と考えている。

このページに関するお問い合わせ

大学・部署名 同志社大学 入学センター入学課
Tel 075-251-3210
E-mail ji-nyugk@mail.doshisha.ac.jp

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