<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

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同志社大学

同志社大学大学からのお知らせ ゼミ研究室紹介

掲載している内容は、2024年4月時点のものです

法学部 政治学科
村田ゼミ(アメリカ外交)

村田ゼミの1枚!

どこで撮られた写真ですか?

東京都新宿区の防衛省内にある市ヶ谷記念館の前で撮影しました。

写っているのは先生とゼミ生ですか?

ゼミの3年生です。1年に一度、東京に行き、国会議事堂を見学してから防衛省に寄って施設を見せてもらい、防衛政策についての話を聞くのが恒例になっています。夜は東京在住のOB・OGと交流します。

実社会において必要な能力の数々を、
時にはグループで、時には1人で体得する

ゼミの特徴

ゼミ活動を通して身につく
人とコラボする力、書く力

ゼミの発表風景。このグループは、3人が偶然持っていた黒いキャップをかぶって連帯感を表現している

米中対立やロシアによるウクライナ軍事侵攻など、国際情勢が激動している。村田晃嗣先生のゼミでは国際安全保障論をテーマに、こうした世界の出来事を比較。歴史のなかで考えることで論理的かつ長期的な視点を養う。

そのために行うのが、国際政治について書かれた近著の熟読だ。数人単位のグループに分かれ、1グループが担当パートのプレゼンテーションを行う。残りのグループは発表者から提示された論点について議論し、まとめた意見を各グループの代表者が述べる。その一連の流れを、1回の授業時間のなかで行う。

グループで活動する理由を先生が語ってくれた。「実社会では多くの場合、上司や仲間、部下などと仕事をします。学生には早い段階で他人とコラボする力を身につけてもらいたいと考えています」。学期末には、各人が関心を持った国際政治上の出来事についてのレポートを作成。文章を一人でまとめる力を身につける。

学びのテーマ

不可欠なのは
好奇心、想像力、洞察力

現3年生がテキストとして使用するのは、村田先生も執筆陣に名を連ねる「国際政治学をつかむ」。左はレジュメ

先生が政治学に興味を持ったのは高校生の頃。「歴史が好きだったのですが、20世紀の歴史は戦争の歴史。興味が現代史から国際政治に移っていきました」

先生の進路を決定づけたのは、大学入学直後の1983年、アメリカのレーガン大統領が来日したときのことだ。レーガンの軍拡路線と日米首脳会談に反対する学生によるハンガーストライキを目の当たりにする。「非常に不思議に感じました。ハンガーストライキをしたところで日米首脳会談は開かれるだろうし、軍拡路線が危険だというのであればむしろ対話をするべきだと思ったんです」。10代で出合った事象が、その後の人生を左右するテーマになり得るという好例だ。

国際政治の学びは幅が広いので、好奇心や想像力、洞察力があれば、どのような観点からも取り組める。実際、ゼミ論文のテーマは、気候変動問題から米中対立、日本の外交安全保障政策、アメリカの大統領選挙、女性の政治進出、LGBTQ関連など多岐に渡る。

身につく力

ゼミは質問する力が磨ける場
問いかけ方ひとつで答えは変わる

発表のあと、論点が示されるので、それについて各グループで議論する

映画好きでも知られる先生は、年間200を超える作品を鑑賞する。「私の趣味を知って、よくされるのが、何の映画が好きですかという質問です。けれどもその質問は小学生レベル。漠然とした質問には、漠然とした答えしか返ってきません」

例えば、「去年観たなかで」「恋愛映画のなかで」「映画館で観た作品から」などの条件を質問に加えることで答えは変わる。「あらゆる機会に質問をして、そんなのはダメだと言われてもくじけずに考えて繰り返し、質問する力を高めてほしい」と話す。ゼミでは、自身が発表する際、ほかの学生に向けて論点を問いかけたり、発表に対して質疑応答したり、グループ内でのディスカッションをしたりと、質問する力を磨く機会が随所に設けられている。答えがないことに問いかけを発するのが、大学での学びの醍醐味だ。

学生の声


学びを得られると同時に、他の学生と切磋琢磨できるのがゼミ

法学部 政治学科
3年 S.H.さん

*学年・インタビュー内容は取材時のもの

新型コロナによるパンデミックをきっかけに、法学や政治学という人生に影響を及ぼす分野について、自分の頭で考え、分析できる力をつけたいと考えて、この学科を選びました。

ゼミでは多角的な視点から、国際政治において発生した様々な出来事のプロセスや展望について分析。毎回のプレゼンテーションで各班がわかりやすく説明してくれるため、あらゆるテーマについての知識が深められます。グループディスカッションでは、多様な考え方を知ることができると同時に、異なる意見をどのようにまとめるかなど、人生に役立つ経験も得ることができます。

村田先生のゼミは合宿や東京研修旅行などのイベントも充実しているため、学生同士はもちろん、先生や上級生との関係性が近いのも特徴です。尊敬できる人たちに囲まれ、刺激をもらいつつ日々成長できていると実感しています。今後もゼミの仲間と切磋琢磨し、成長し合える関係性を築いていきたいです。

指導教員 村田 晃嗣 教授

1964年神戸生まれ。1987年同志社大学法学部卒業。1995年神戸大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。1991~95年米国ジョージ・ワシントン大学留学。1995年広島大学総合科学部専任講師(アメリカ研究)。2005年より現職。2013~16年同志社大学学長。NHK経営委員。最近はコンパクトに持ち歩けて邪魔にならない蝶ネクタイを愛用している。

このページに関するお問い合わせ

大学・部署名 同志社大学 入学センター入学課
Tel 075-251-3210
E-mail ji-nyugk@mail.doshisha.ac.jp

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